数多くある食物アレルギーのなかで、もっとも頻度の高いといわれているのが、卵がアレルゲンとなる卵アレルギー。鶏卵の栄養価が高いことは多くの人が知っていると思いますが、一方ではアレルゲンとなる危険性も高い食材なんですね。
実は、鶏卵の栄養価が高いこととアレルギー反応とは密接な関係にあることがわかっています。とくに卵白は、全卵の重量の6割を占め、うち9割がタンパク質で構成されています。この卵白に含まれるオボアルブミン、オボムコイドという種類のタンパク質が、とくにアレルゲン活性が高いといわれているのです。これらのタンパク質は加熱してもアレルゲン性が失われることが少なく、加熱調理したものでもアレルギー反応を起こしてしまうこともあります。
ちなみに、卵を割ったあとに、よく手を洗わないで顔などを触れたり、卵を使った料理を食べたあとに子供にキスをした場所が赤く腫れたりしてしまうこともあるようです。弟も、思い返せば卵を食べた後に息子と接したときに、顔が赤くなったことがあったと話していました。また甥っ子のケースではなかったのですが、卵ではなく、鶏肉もアレルゲンとなることもあるそうです。
卵アレルギーの症状は、一般的には湿気を帯びて、ジクジクした湿疹が出ることが多いです。私の甥っ子は、ひじの内側や首筋に赤い湿疹が出始めました。最初は「あせもだろう」くらいにしか思っていなかったそうで、こまめに汗をぬぐい、乾燥させるように注意していたといいます。ですが、実際は食物アレルギーだったわけですが…。
またアトピー性皮膚炎、蕁麻疹などの皮膚症状が現れ、下痢、嘔吐といった消化器系症状、気管支喘息などの呼吸器系症状が現れることもあり、さらにはアナフィラキシーショックもみられることも。
アナフィラキシーショックとは、いわゆる皮膚症状や消化器症状、呼吸器系症状などのアレルギー反応(アナフィラキシー)が起こったときに、呼吸困難、めまい、意識障害などの症状をともなうことがあり、さらに血圧低下などの血液循環の異常が急激に現れることでショック症状を起こすことをいい、生命をおびやかすような危険な状態に陥ってしまうような状態を指します。
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